視力矯正手術の分類
今日では視力矯正手術は大きく「RK」「PRK」「LASIK」の3種類に分類されます。
いずれも角膜の屈折率を変えることで近視の矯正をする方法ですが、角膜にどのように切り込みをいれていくかにより、分類されています。
3つに分けられている大きな理由は、近視の度合いによって適する手術方法が選択されるからです。
近視の度合い=目の屈折率はジオプトリーで表します。
遠視ならプラス、近視ならマイナスをつけた数値になります。
これは「メガネの度」に相当するものです。
近視の度合いを簡単に表す表現として「軽度近視(マイナス1〜マイナス2D)」「中等度近視(マイナス3〜5D)」「強度近視(マイナス6D以下)」でそれぞれの屈折率に応じて選択することになります。
RKは比較的軽度の近視の患者に向いた手術で、視力で表すと0.1〜0.04ぐらいが良いです。
視力が0.04以下の患者に適したものはPRKとLASIKです。
なかでもLASIKは強度近視の患者に向いていますが、あくまで一つの目安に過ぎないので、屈折率や角膜の状態などを総合的に判断して、どのような手術が最適なのかを判断してもらい、選択することになります。
視力矯正手術と職業に必要な視力
メガネやコンタクトレンズ、オルソケラトロジーなどは全て対処療法で近視を矯正したことにはなりません。
メガネ、コンタクトを着け外しする煩わしさや、そのことによる弊害は、普段目の良い人には、なかなか想像できないことかもしれません。
こうした悩みを解決するためにも、近年では視力矯正手術が行われるようになりました。
自動車運転免許は一定の視力が無いと取得できないことはもちろんですが、職業や資格によっては、ある一定の視力を満たさなければライセンスの取得ができないものがあります。
中でも、パイロットは視力が命と言われる上に視力のみならず、屈折度数まで細かく基準が決められています。
日本ではパイロットの場合プラスマイナス1.25D以内、自家用ヘリパイロットでマイナス5.0D以内、事業用ヘリパイロットでマイナス4.0以内です。
他に、消防官は裸眼視力が0.3以上、法務教官は裸眼視力0.6以上で矯正視力1.0以上が無ければ受験資格さえも与えられない状況のようです。
視力の問題が自分の希望する仕事をあきらめる原因となっているような場合の視力矯正手術はとても有益と言えるでしょう。

